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文書番号:3123
Q.【Logitecルーター】中継機(WDS)の設定方法
 
【Logitecルーター】中継器(WDS)の設定方法

Logitecルーター
WDS(中継器)設定方法


WDSとは

「Wireless Distribution System」の略。
アクセスポイント同士が無線で通信する機能のことです。
無線ルーター同士を接続して、電波状況の悪い箇所をカバーしたりするのに使用します。

なお、上記例のルーターAの上位機器に「他社ルーター」を設置している場合や、モデムが「ルーター機能」を有しているといった場合には、WDS(中継機設定)がうまく動作しない場合があります。
ルーターは、「弊社製品のみ」の環境にしていただくか、モデムにルーター機能がある場合は、ルーター機能を「オフ」にすることが可能かを、ご利用モデムのメーカーにご相談されることを推奨致します。


WDS可能なルーターの条件

WDS設定を行うには、あらかじめWDS設定可能な機種かを確認する必要があります。
また、対応機種の場合でも設定するにはいくつか条件があります。


1.対象製品確認

WDS 対象製品

LAN-HGW450/S LAN-WH450N/GR LAN-WH450N/GP LAN-WH450NGPE LAN-WH300ANDGPE LAN-WH300AN/DGP LAN-WH300AN/DGR LAN-WH300NDGPE LAN-WH300N/DGR LAN-WH300N/DGP LAN-WH300N/DR LAN-W300N/R LAN-W300N/P LAN-W300N/DR LAN-PW150N/R LAN-PW150N/DR

赤文字で記載の機種は、WDS接続の周波数が11bgnのみとなります。

WDS 非対応製品

LAN-W451NGR LAN-WH600ACGR LAN-W300N/PR5B LAN-W300N/PR5W LAN-W150N/RIPB LAN-W150N/RIPS LAN-W150N/RIPW LAN-W150N/RSPB LAN-W150N/RSPS

2.ルーターが同じ型番か確認する

WDS(中継機)設定は、メインルーター、中継器ルーターともに「同型番」の場合のみをサポートしています。同じロジテック製であっても、「異機種」型番同士では、WDSはできません

例:LAN-WH450N/GRとLAN-WH450N/GPは、末尾が違う為、異機種扱いとなりWDSはできません。


3.ファームウェアバージョンが同じか確認する

同型番でも、ファームウェアの数字が異なっていると、WDS接続ができません。
以下の手順にて、ルーターの管理画面からメインルーター、中継器ルーター、双方の「ファームウェアのバージョン」をご確認ください。

3-1

ルーターの管理画面を開く

(1)本製品をルーターモードにします。

弊社製品の背面に、AP/RTの記載のある、小さなスライドスイッチがあります。WDSでは必ずRTで動作する必要があります。
このスライドスイッチが、「RT側」にスライドされているかをご確認ください。

AP側で使用されている場合
スライドスイッチを「RT側」にスライドし、電源を抜いて再度、電源を挿し直します。

(2)パソコンとルーターを有線で接続します。

LANケーブルをご用意いただき、パソコンとルーターを有線で接続します。ルーター側のLANケーブルは黒い受口に差してください。


(3)ブラウザを起動し、ブラウザの 「アドレスバー」 に192.168.2.1と入力しエンターキーを押します。

ブラウザを開いたさいに、「このページは表示できません」 といった画面が表示されても構いません。
アドレスバーに、【192.168.2.1】と入力します。


(4)ユーザー名とパスワードを入力します。

入力画面が表示されたら、上下の入力欄にadminと入力します。
2つめの項目(パスワード)は、*または●と、表示されますが、同様にadminと入力します。


(5)ルーターの管理画面が開きます。

3-2

ファームウェアのバージョン確認方法

(1)ルーターの管理画面を開きます。

ルーターの管理画面の開き方は前の項目をご覧ください。


(2)「機器のステータス」をクリックします。


(3)ランタイムコードバージョンの値を確認します。
この数値が「ファームウェアのバージョン」 となります。メモにお控えください。

ルーターB(中継機)も同様にご確認ください。
3-3

MACアドレスの確認方法

(1)ルーターの管理画面を開きます。

ルーターの管理画面の開き方は前の項目をご覧ください。


(2)「機器のステータス」をクリックします。


(3)左側のメニューの「機器のステータス」をクリックします。


(3)「LAN設定」内のMACアドレスをメモに控えます。

※シールに記載のMACアドレスでは接続できません。

アドレス内の「:」は登録には必要ありません。
例)00:01:8e:63:a8:b4→00018e63a8b4でお控えください。

ルーターB(中継機)も同様にご確認ください。
3-4

ファームウェアのバージョンが確認できたら

両方のルーターのファームウェアバージョンが確認できましたら、数値が一致しているか確認してください。

バージョンの数値が同じ


x.xxの小数点のの数値が違う


x.xxの小数点のの数値が違う


WDS設定方法

ルーターA(メイン機)、ルーターB(中継機)で、設定方法は異なります。

ルーターA(メイン機) ルーターB(中継機)
本体スライドスイッチ RT側 RT側
対象型番確認 同じ 同じ
同型番確認 同じ 同じ
ファームウェア確認 ルーター管理画面で確認
⇒メモして、双方で確認
ルーター管理画面で確認
⇒メモして、双方で確認
MACアドレス確認 ルーター管理画面で確認
⇒MACアドレスをメモ
ルーター管理画面で確認
⇒MACアドレスをメモ
モード設定
(A/B共通)
APブリッジ(WDS)に変更 APブリッジ(WDS)に変更
SSID変更
(別々)
例:logitec1 例:logitec2
チャンネル
(A/B共通)
例:5チャンネル
(A、B同じもの)
例:5チャンネル
(A、B同じもの)
MACアドレス
(別々)
ルーターBのMACアドレスを入力 ルーターAのMACアドレスを入力
WPAユニキャスト
暗号スイート
(A/B共通)
推奨:WPA2(AES) 推奨:WPA2(AES)
共有キー入力
(A/B共通)
8文字以上の英数字
(A、B同じもの)
8文字以上の英数字
(A、B同じもの)
マルチSSID解除
(A/B共通)
解除 解除
IPアドレス変更
(Bのみ)
例:192.168.2.1
(変更なし)
例:192.168.2.2
(変更する)
DHCPサーバー無効
(Bのみ)
無効

メイン機は初期設定を完了して頂き、インターネット出来る状態にして頂く様、お願い致します。


1.メイン機の設定

ルーターA(メイン機)の管理画面を開きます。

ルーターの管理画面の開き方は前の項目をご覧ください。

「詳細設定(上級者向け)」を押します。

無線LAN設定(11bgn)※機種によっては、「無線LAN設定」の表記のみ
⇒黄色い文字の 「基本設定」 を選択します。

<ご注意>
LAN-WH450N/GR、LAN-WH300AN/DGRの2機種は、WDS接続の周波数が「11bgnのみ」となります。

基本設定の以下項目を変更・入力します。

モード ①APブリッジ(WDS)に変更します。
SSID ルーターA(メイン機)とわかるSSIDにします。

例)ルーターA(メイン機)logitec1
ルーターB(中継機)logitec2

チャンネル ③チャンネルを固定します。

※後で、ルーターBも同様の数値で固定します。
※1~11の間で固定することをお勧めします。
※設定後、接続不可の場合、別チャンネルに変更下さい。

MACアドレス1 ④先に控えたルーターB(中継機)のMACアドレスを入力。

入力が終わりましたら、「適用」をクリックします。

ボタンに「更新」と表示されタイムカウントが始まります。
「OK」ボタンがクリックできるようになったらクリックします。

【セキュリティ設定】ボタンを押します。

以下のような画面が別画面で表示されますので設定してください。

WPAユニキャスト
暗号スイート
①「WPA2(AES)」に変更します。
共有キー ②8文字以上の任意の英数字(半角)を登録します。
忘れないようにお控えください

入力が終わりましたら、「適用」をクリックします。

ボタンに「更新」と表示されタイムカウントが始まります。
「OK」ボタンがクリックできるようになったらクリックします。

この別ウインドウで表示されている設定画面は「×」ボタンで閉じて構いません。

「マルチSSID」を設定します。

以下のような画面が別画面で表示されますのでチェックを外します。

入力が終わりましたら、「適用」をクリックします。

ボタンに「更新」と表示されタイムカウントが始まります。
「OK」ボタンがクリックできるようになったらクリックします。

この別ウインドウで表示されている設定画面は「×」ボタンで閉じて構いません。

ルーターA(メイン機)の設定はこれで終了です。


2.中継機の設定

ルーターB(中継器)の管理画面を開きます。

ルーターの管理画面の開き方は前の項目をご覧ください。

「詳細設定(上級者向け)」を押します。

無線LAN設定(11bgn)※機種によっては、「無線LAN設定」の表記のみ
⇒黄色い文字の 「基本設定」 を選択します。

基本設定の以下項目を変更・入力します。

モード ①APブリッジ(WDS)に変更します。
SSID ルーターB(メイン機)とわかるSSIDにします。

例)ルーターA(メイン機)logitec1
ルーターB(中継機)logitec2

チャンネル ③チャンネルをルーターAと同じものに固定します。

※ルーターA(メイン機)で入力した数値で固定します。
※設定後、接続不可の場合、別チャンネルに変更下さい。

MACアドレス1 ④先に控えたルーターA(中継機)のMACアドレスを入力。

入力が終わりましたら、「適用」をクリックします。

ボタンに「更新」と表示されタイムカウントが始まります。
「OK」ボタンがクリックできるようになったらクリックします。

【セキュリティ設定】ボタンを押します。

以下のような画面が別画面で表示されますので設定してください。

WPAユニキャスト
暗号スイート
①「WPA2(AES)」に変更します。
共有キー ②ルーターAで登録した8文字以上の英数字(半角)と同じものを登録します。

入力が終わりましたら、「適用」をクリックします。

ボタンに「更新」と表示されタイムカウントが始まります。
「OK」ボタンがクリックできるようになったらクリックします。

この別ウインドウで表示されている設定画面は「×」ボタンで閉じて構いません。

「マルチSSID」を設定します。

以下のような画面が別画面で表示されますのでチェックを外します。

入力が終わりましたら、「適用」をクリックします。

ボタンに「更新」と表示されタイムカウントが始まります。
「OK」ボタンがクリックできるようになったらクリックします。

この別ウインドウで表示されている設定画面は「×」ボタンで閉じて構いません。

左の【LAN側設定】を押します。

※以下は、ルーターB(中継機) のみの設定です。
※特に問題がなくルーターAのアドレスを変更していない場合は、IPアドレスは、192.168.2.2で設定ください。

ルーターAのIPアドレスを変更している場合、ルーターAに合わせたIPアドレスに変更下さい。
(例:ルーターAが、192.168.「3」.1なら、ルーターBは、192.168.「3」.2にする等)
変更後に、管理画面にアクセスするさいには、変更されたIPアドレスとなります。

IPアドレス ①ルーターA(メイン機)とは末尾が違う数値を入力します。

例)ルーターA(メイン機) 192.168.2.1(変更なし)
ルーターB(中継機) 192.168.2.2

DHCPサーバ ②「無効」にします。

入力が終わりましたら、「適用」をクリックします。

ボタンに「更新」と表示されタイムカウントが始まります。
「OK」ボタンがクリックできるようになったらクリックします。

ルーターB(中継機)の設定はこれで終了です。


3.WDS確認

・ルーターA、ルーターBともに電源の入れ直しをお願い致します。

・ルーターA、ルーターBの間を、3メートル以上で電波の届く範囲へ、置いてください。

・ルーターA、ルーターBのSSIDでも、電波が強い方に接続してください。

以下の画面は例としてロジテックの無線ユーティリティで電波を検索したときの画面です。


上記内容で解決しない場合

ルーターのリセット後、再設定をお試しください。
ルーターのリセット方法がご不明の場合はマニュアルをご確認ください。


リセットを行っても改善が見られない場合は、ルーターの故障判断となります。
以下のリンクをご参照ください。



作成日時:2011-05-21
更新日時:2023-09-05

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