文書番号:5735 |
Q.USB規格と転送速度について
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USB規格と転送速度について
USB3.0のコネクタ形状
例として、USB3.0のコネクタ形状は以下のような種類があります。
Type-C
コネクタに裏表の区別がなくどちら向きに挿しても動作します。
他の規格の受口には接続することができません。
Type-C以外のポートに接続する際には変換アダプタ等が必要になります。
Standard-A
USB2.0のコネクタ形状と同じですが、USB3.0用に5本の信号線が追加されています。
USB2.0の受口には、形状が同じため接続可能です。
主にパソコン・タブレット側のUSBコネクタへ接続します。
Standard-B(左画像),Micro-B(右画像)
USB3.0用の新型形状です。
USB2.0の受口には刺さりません。
主にハードディスク等の周辺機器側のコネクタへ接続します。
規格として見た場合、USB3.0は、USB2.0やUSB1.1と互換性があるので使用できますが、それを接続するUSBケーブルは、形状が異なる場合は接続することは出来ません。
双方の受口の形状をご確認の上、購入することをお勧めします。
上表のとおり、接続が可能なケースでもうまく接続ができない場合があれば、製品不具合の可能性があります。
以下リンク先を確認ください。
USB規格の速度について
双方の「USB規格」が同一の場合、以下の転送速度(理論値)となります。
(例1 : パソコンと外付けハードディスク / 例2 : パソコンとスマートフォン)
規格名称/バージョン |
USB4系 |
USB3.2系 |
USB3.1系 |
USB3.0系 |
USB2.0系 |
USB1.1系 |
最大転送速度 |
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USB1.1 |
12Mbps |
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USB2.0 |
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480Mbps |
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USB3.2(Gen1) |
USB3.1(Gen1) |
USB3.0(Gen1) |
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5Gbps |
USB4(Gen2) |
USB3.2(Gen2) |
USB3.1(Gen2) |
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10Gbps |
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USB3.2(Gen1×2) |
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10Gbps |
USB4(Gen2×2) |
USB3.2(Gen2×2) |
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20Gbps |
USB4(Gen3) |
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20Gbps |
USB4(Gen3×2) |
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40Gbps |
上記の表のように、同じ行のものは技術的に全く同じで「規格上の名称/バージョン」だけが異なります。
つまり、USB3.0~USB4.0の規格名称に関わらず「()にある数値=バージョン」で最大転送速度がわかるようになっています。
Gen1=最大 5Gbps
Gen2=最大 10Gbps
Gen3=最大 20Gbps
それぞれ×2がつくと、2倍の速度になります。(デュアルレーンと呼びます)
例)Gen3×2=最大 40Gbps
もし、双方の「USB規格」が違っていた場合でも、双方の受口に接続できた場合は、転送速度が遅い方での接続となります。
▼参考
USBケーブルの製品情報は以下リンク先から確認できます。
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作成日時:2014-05-23 |
更新日時:2024-08-06 |
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